ポータブル電源で、その家電が何時間使えるか、動くかを調べる

計算のしかた

更新日:2026年11月1日

このサイトの時間と判定は、すべて同じ式と同じ前提で計算しています。このページに、その式と前提、前提にした資料をまとめます。

使える時間

使える時間 = 容量(Wh)× 効率 ÷ 消費電力(W)

容量
ポータブル電源のメーカーの公式の仕様の値
効率
0.8。時間で答えるページでは、幅として 0.85 の場合も並べる
消費電力
家電のメーカーの公式の仕様の値。設定ごとの値があれば、その値

ポータブル電源の電池にためた電気は、AC コンセントから出すときに、電圧を変える回路などで一部が熱になります。そのため、容量のすべてを家電に使えるわけではありません。どれくらい使えるかの割合を、このサイトでは「効率」と呼んでいます。

効率の値は、EcoFlow の公式ブログの係数 0.8 を基本にしました。Jackery の公式ブログは 0.85 を使っているので、時間で答えるページでは、0.85 の場合の時間も並べています。Anker と BLUETTI の公式の係数は見つけられなかったので、この2社の機種にも 0.8 と 0.85 を使っています。

回数で答える家電

電気ケトルと電子レンジは、続けて使う時間より、何回使えるかのほうが役に立つので、回数で答えています。

回数 = 容量 × 効率 ÷(消費電力 × 1回の時間(分)÷ 60)

1回の時間(分)
家電ごとに決めた値。各家電のページに書いています

回数は、小数点以下を切り捨てています。

動くかの判定

  1. AC コンセントがない機種は、家庭用のプラグの家電が使えないので「動かない」にします。
  2. 家電の消費電力が、電源の AC 出力の定格(1口ごとの上限があればその値)以下なら「動く」にします。
  3. 消費電力が定格出力を超える場合でも、次の2つを満たせば「出力を下げて動く」にします。家電が電熱の家電であること。電源に定格を超える家電を動かす機能(EcoFlow の X-Boost、BLUETTI の電力リフト、Anker の SurgePad)があり、消費電力がその上限以下であること。このときの時間は、電源の定格出力で使い続けたとして計算します。
  4. 起動の瞬間に大きな電力が流れる家電は、消費電力に家電ごとの倍率を掛けた値を「起動の瞬間の電力の目安」にします。目安の値が電源の瞬間最大出力(書かれていなければ定格出力)を超えたら「起動に注意」にします。
  5. 上のどれにも当てはまらないときは「動かない」にします。
家電計算に使う値起動の瞬間の電力定格を超える家電を動かす機能
電気毛布山善 YMK-202(掛け敷き)を「中」(1時間あたり約22Wh)で使い続けた場合計算に入れない使える
ホットカーペット(1畳)山善 SUC-102(1畳)を「中」(1時間あたり約100Wh)で使い続けた場合計算に入れない使える
電気ケトル象印 CK-KA10(1,300W)で満水(1.0L)を沸かす場合計算に入れない使える
電子レンジパナソニック NE-EH229(消費電力 1,320W)で3分温める場合消費電力の約1.5倍を目安にする使えない
ドライヤーパナソニック EH-NA0K(1,200W)を最大で使い続けた場合計算に入れない使える

家電の起動の瞬間の電力は、家電のメーカーがほとんど公開していません。そのため、ポータブル電源のメーカーの記事にある目安を使っています。この判定は、動くことや動かないことを保証するものではありません。

計算に入れていないこと

データの集め方

電源の容量、定格出力、瞬間最大出力は、各メーカーの日本の公式サイトの製品ページと取扱説明書から、運営者が手で書き写しています。家電の消費電力も、家電のメーカーの公式の仕様から集めています。各ページの最後に、使った資料へのリンクを載せています。

値を確かめた日は、各ページの「仕様の確認日」に書いています。仕様の値は、公式の資料で確かめられたものだけを使っています。電子レンジの1回3分と、起動の瞬間の電力を消費電力の1.5倍とする値は、このサイトで決めた目安です。

前提にした資料